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第2回目の離婚調停が開催され、親権について調停にて協議されました。

申立人の私は、子供3人の親権の主張、

相手(元夫)は、長男のみの親権主張をしており、

親権について話し合いでは解決できず、

調査官による調査が入ることが2回目の離婚調停時の終わりに決定しました。

調査官による調査 って、

一体何をするのか!?何を聞かれるのか!?何を調べらるのか!?

聞いた当初は、不安な気持ちでいっぱいでしたね。

ここでは調査官による調査について、体験を元に詳しく記述していこうと思います。

家庭裁判所の調査官によると調査は何をする?

今回、私たちの親権についての焦点は、

相手側が長男の親権を主張しているということもあり、

主に長男について調査が行われました。

通常、調停は、1ヶ月の1回のペースで開催されますが、調査官による調査が入ると、
調停は1ヶ月お休みとなり、その間に色んな調査が入ります。

なので、当然ですが、調査が入ると余計時間がかかってしまいます。

調停とは別に日程を取って実施されたのは、以下の内容です。

①申立人の面接(私)、
②長男について学校の調査、
③調査官2名による家庭訪問(子供同席)、
※家庭訪問は、相手側の自宅にも実施されました
④長男を家庭裁判所に連れて行って調査官と面接

よって、調査が入ると、①、③、④の調査内容で仕事を休んだりしなければいけない事態となります。

これはさすがに会社に休みをもらうのは言いずらかったですが、
仕方ありません。

ここは割り切って、会社(上司)に相談しましょう。

休みの相談は言いにくですが、
こういうことで理解が得られるかどうかで会社(上司)としての本質というか、
社員を大事にしているかどうかが見えてくるいい機会かもしれません。

①~④の調査を通じ、長男について長男の気持ちの確認と双方の親の考え方、どのように子供に接してきたかを調査し、最終的にどちらの親が相応しいかのかが報告書にまとめられます。

申立人の面接で聞かれた内容

これまでの調停時に家庭裁判所の職員の方が必ず出席されていましたが、
その方は、書記官となり、今回の調査官とはまた別の人になります。

2回目の調停が終わって数日後に、担当の調査官より電話があり、
簡単な自己紹介(2名)と今後の日程の確認と
直近の長男の通知表、長男の母子手帳を当日持ってくるように言われました。
(ここで母子手帳に、事細かく記録をしかったことを少し後悔しました)

いよいよ面接当日、ある程度、自分でもどんなこと聞かれるのか調べていきました。
あらかじめ調べて聞かれるであろうとメモっていたことは、

 ・申立人(私)のプロフィール、学歴、経歴、年収、健康状態
 ・子どもについて聞き取り(性格、成育歴)
 ・離婚調停までの経緯
 ・子供のかかわり方
 ・別居後、生活が変わったか?
 ・親権者が夫になったら困ることは何か? 等

実際に私が調査官に聞かれた内容は以下になります。

 ・収支、家計について(貯金はあるか、毎月貯金はできるか、借金はないか、親に援助してもらっているか)
 ・別居に至った経緯(子供の前で言い争い等したか?)
 ・直近の生活状況について(近隣別居 ⇒ 引っ越し ⇒ 現在)
 ・別居、引っ越し、離婚について、子供にはなんと説明したのか?その時の子供の心情は?
 ・引っ越し後、生活はどう変わったか?(休日の過ごし方等)
 ・引越して何か子供に変化はあったか?(子供は何して遊んでいる?体・体調の変化)
 ・現在の住まいの関わる人たちについて(近くに住む祖母、いとこについて)
 ・長男の面接が実施されることについて、どう思ったか。

上記以外に、面接後半に、
 ・宿題を見ているのは誰か?
 ・身の回りの支度は誰か?
 ・学校の関わりは主に誰が行っているか?長男を受け持った先生の名前は(1年生から現在の先生まで)
 ・相手(元夫)が参加した学校行事は?

調査官に聞かれた内容については、正直に答えました。

実際に長男は、転校後の学校になかなかなじめず、登校時間になると
シクシク泣くことがはじめの1~2週間ありました。
また、学校に行きたくないといって休んだことも1日ありました。

これは後の学校調査でも先生に学校の様子を聞かれるので、
下手に嘘をついて「元気に通っています!」と言うよりは正直に話した方が良いです。

また、収入面や貯金については、あまりない方がいいのかなと思い、
貯金もなかなかできていない、貯蓄も実際の半分以下を申告しましたが、

生活するだけの能力があるかどうかを確認されていると思いますので、
ここについても正直に答えていいです。

調査官による子供の学校調査

学校調査が行われる前に、窓口となる先生の名前と事前に調査が行われることを先生に説明して欲しいと言われました。

窓口となる先生は、教頭先生になるかと思うので、
新しい学校(転校後の)の教頭先生にお願いしました。

直接、学校の先生からはどのようなことを調査官に聞かれたか教えてもらっていませんが、
その後の報告書の内容により、以下のような聞かれたかと思います。

 ・学校の規模(何クラス、何名か)
 ・長男の出欠状況と心身(体重等)及び性格
 ・学校での様子
 ・保護者(私)との連絡状況(提出物の状況や納金の遅れ等があるか)

また、後日、転校前の先生にも話が聞きたいと調査官から連絡がありました。

新しい学校と前の学校での長男の学校生活の比較をしたいのかなと検討がつきました。

というのも、新しい学校で発表の時などにシクシク泣き出すことがあったようで、
どちらかというと新しい環境になれるのに時間を要する子供で、性格も大人しいし、
前の学校の先生に話を聞きたいと調査官が判断されたと思います。

前の学校でも苦手な先生に怒られるとシクシク泣いたり、
厳しい先生が担任になって、「学校に行きたくない」と言い出したこともあったので、
前の担任の先生にありのままを説明してくださいと連絡も兼ねて、お願いのお電話を入れました。

前の学校でも同じようなことを聞かれたようでした。

つづきは

調査官による家庭訪問と子供と調査官の面接にについての詳細は、

調査官の家庭訪問チェック項目と子どもの調査官面接」の記事をご覧ください。