前回の記事「離婚調停中に行われた調査官による調査とは?」に引き続き、

ここでは、

調査官による家庭訪問の内容について、
子供と調査官の面接(家庭裁判所にて)について、まとめていきます。

調査官による家庭訪問のチェック項目等

調査官による家庭訪問は、子供も同席しなければいけません。

家庭訪問は、平日に行われるので、

学校はどうするのか? 質問したところ、

休ませる のが通常のようでした。
(※子供を調査官と面接させるために家庭裁判所へ連れて行くときも同様です)

しかし、なるべく休ませたりしたくないので、
早めに帰れる曜日を選んで、調査官にはできる限り遅く来てもらうようにお願いし、

学校を休まずに日程を組むことができました。

学校まで車で迎えに行き、自宅に着いた時には調査官2名は玄関で待っていました。

すぐに家の中に通し、お茶を準備しようとすると、
「お茶出しはしないで下さい」とお断りされました。

家庭裁判所で決まっているようです。

自宅訪問まで公共機関を利用されて来られたのですが、
バス停、駅まで車で送ることもお断りしているということでした。

余計な感情を入れないためでしょうか。。

なので、お茶やお菓子等、お出しすることなく家庭訪問をスタートいたしました。

まず、子供たちと調査官が挨拶を交わし、全員、座卓のテーブルに座り

調査官は、子供たちが宿題をテーブルに広げ宿題に取り掛かる様子を見ていました。
(うちでは帰ったら宿題をやるようになっているので)

雑談をした後、お互いの家と家庭裁判所のイラストと
お父さん、お母さん、男の子、女の子が型どられた(画用紙)人型を使って、
調査官がお父さんとお母さんの話合いのお手伝いをしている

という説明を子供たちにしました。

雑談の中では、学校から帰宅後、どのように過ごしているのか、
何して遊んでいるのか聞いていました。

調査官の家庭訪問の一番の目的は、子供(長男)との信頼関係を築くことだと思われます。

後日、行われる調査官と長男の面接では、
長男が話したくないことまで嫌なことを色々聞かれます。

なるべく長男に話ししてもらうためにも、調査官と少しでも仲良くなっておく必要があり、
それが一番の目的かなと私は思っています。

その他、チェック項目としては、

 ・自宅が片付けられていて清潔かどうか
 ・子供部屋はあるのか
 ・子供が遊ぶ玩具はあるのか

を観察しているようでした。

家庭裁判所の役割の説明が終わった後、
長男、次男に家を案内するように調査官が促し、
寝室や脱衣所、トイレ等も見ていました。

その後は、子供たちは宿題をやりながら、

私が個別で調査官と話をしているときは、
もう一人の調査官が子供の勉強を見てもらったりしました。

その後、長男も個別で調査官1人と話をし、1時間半程度で家庭訪問は終了しました。

家庭訪問時に調査官が個別で長男と話した内容や、
後日行われる子供と調査官の面接について、

親が子にどういうことを聞かれたのか問うのはしないで欲しいという説明を受けました。

子供と調査官の面接(家庭裁判所にて)

調査官との面接は、長男のみで良かったのですが、
長男だけを連れて家庭裁判所に行くのは、長男も心細いと思い、
下の2人も家庭裁判所に連れて行きました。

この日は、学校を早退し、家庭裁判所に向かいました。

家庭裁判所に到着すると、部屋に通されて、
先日、自宅に来た調査官と皆で顔を合わせ挨拶しました。

事前に顔を合わせていたので、部屋の移動等スムーズに進みました。

調査官2名と面接のため、長男は別室に移動し、

下の2人は、別室で調査官が用意してくれた絵本や自宅から持ってきたおもちゃ等で
私と同じ部屋で時間を過ごしました。

その後、私も話するのかと思っていましたが、今回は子供の面接のみで
特に私は調査官等と話をすることはありませんでした。

面接を終えた長男の表情は、何だかスッキリしたような表情にも見えました。

どんな心情なのかとても気になりましたが、
調査官と話ができてよかったのかもしれません。

私からは離婚について十分に説明ができていない部分もありましたし、
今回の面接で、長男も気になっていたところがクリアにされたのかもしれません。

今回の面接で、長男にどういった内容を聞かれたのか問うことは、しないように言われていましたし、
聞いたところでうまく話しができると思っていないので、何も聞くことなく家庭裁判所を後にしました。

後からもらった報告書の内容から、子供の面接では以下のようなことが行われたようです。

 ・今回の面接の内容についての説明
 ・返答の練習
   質問の意図が分からないときは「わからない」、
   聞かれた内容について知らないことは「知らない」等
 ・現在の生活について
 ・引っ越し前と引っ越し後の生活について
 ・別居等の経緯について
 ・父母のイメージ
 ・今後の生活の希望
 ・父母の不和について

家庭裁判所で行われた子供と調査官の面接の所要時間は
約1時間程度でしたが、長男のことが気になりとても長く感じるとともに
すべての調査が終わりほっとしたところでした。

調査官による報告書が1~2週間程度で作成され、
完成したらいつでも家庭裁判所へ足を運べば閲覧、コピーもできる
とのことでした。

私はこれ以上、仕事を休むことが難しかったので、
次回の調停時に少し早く行き、閲覧することにしました。

調査は、以上です。